ひとかけらの恋

絶対あるはずないよ…。



だって私は翔にとって友達だから…。



私はポケットの中に手を突っ込み、翔にもらったストラップを握る。



このストラップのクローバーの裏に書かれた文字の『ずっと友達』っていうのがその証拠だもん……。



私は翔の友達。
きっと好きにはなってもらえない…。




「美晴…。」




しょげる私を見たみんなまでしょげてしまっている。




「みんなしょげた顔しないでよ。さっ、帰ろっ?1、2年生困ってるよ?」




1、2年生達は困った顔になりながらも、ちゃんと待っている。



みんないい子だねぇ。



それより、翔待たせてた。



私は足が痛くないふりをしながら翔に話しかけた。




「さっき私の捻挫気にしてくれたんだよね?あたし大丈夫だよ?」



「大丈夫じゃないだろ?さっきから歩き方変だし。」




翔……そんなに心配してくれるんだ。




「俺送ってくよ。」




「えっ?送ってくって?」




私は翔の言葉の意味がわからなかった。