ひとかけらの恋

足……今頃になって痛くなってきたんだよね。




「足大丈夫?歩いて行けそう?」




みんなが私の足を気遣って聞いてくれる。



みんなにあんまり心配かけられないよね…。



「捻挫ぐらい大丈………。」



「大丈夫じゃねぇだろ?」




えっ?




「えっ!?」




みんなの顔が驚いている。



それにこの声……。



私は声が聞こえてきた方を向く。




「翔…。」





グイッ…!!




私はみんなに腕を引っ張られた。




「なんで翔いるの?」



優が翔に聞こえないように私に聞く。



由利以外にまだ言ってなかったんだっけ。




「翔は試合終わった後で応援に来てくれたんだよ?」




私も小声でみんなに言う。




「でも、なんでわざわざ来るの?自分だって試合あったのに。」




江里香が不思議そうに言った。