ひとかけらの恋

私は残り時間が5分になった時点で交代で試合に出た。



足もなんとか痛みはひいている。



よしっ!!



私は残りの5分間を必死に楽しんだ。



翔……見てくれた……?



私……楽しんだよ。






ピーー!!





試合が終わった。



結果は私達の学校が負けちゃったけど、私の心の中はスッキリしていた。



負けちゃったのはやっぱり悔しいけど、でも………楽しめたから。



「終わっちゃったねぇ…。」



「うん…。」




みんなと話していると、最後なんだって思えてくる。




「でも、美晴最後に出れて良かったね。」




由利が私に言った。




「うん。捻挫した時は落ち込んじゃったけど、翔のおかげでもう一度出させてもらおうって思ったんだ。」