ひとかけらの恋

私は思い切って体を全部プールの中に入れた。




ブルッ!!




寒さで鳥肌がたったのがわかる。



だけど、だんだん体が寒さに慣れていった。



「女子はこっちに集まってー!」




先生がプールサイドから女子をプールの端に集める。




「今からビート板を使って2往復と、ビート板なしで2往復して下さい。」




ビート板ありはいいけど、ビート板なしは無理ーー!!




「はい、じゃあ順番に行ってー!」




先生の指示で順番にビート板を使って泳いでいく。



私はとりあえずビート板を使って2往復した。




「じゃあ次はビート板なしで。」




うわぁ………どうしよう。



しょうがない、ここは正直に…。




「先生……泳げないんですけど……。」



「じゃあ、なんちゃってで!」




なんちゃってかい…。


私は一緒のように泳げない友達と、歩きながら手だけ動かして往復した。



結構これ恥ずかしい……。