ひとかけらの恋

私は翔の少し後ろを歩き出す。



すると、翔は歩くスペースをゆっくりにして、私の歩幅に合わせてくれた。



合わせてくれるなんて、優しいな……。



私達はゆっくりと帰り道を歩いて行く。




「美晴さ、バスケ上手くなったよな。」



「そ、そうかな?」



「美晴とバスケして思ったけど、1年生の時より上手くなってた。」





あれっ?




それって………私を見てたってことなのかな?



そう考えると、顔が熱くなっていた。




ドキドキドキドキ……。




翔が隣りで歩いているせいかな?



ドキドキが止まらないよ…。





家までの帰り道がすごく長く感じて、とても幸せだった。









「美晴ちゃんおはよ!」



「おはよ!」




教室に入り、クラスの友達に挨拶をして鞄を机の横にかけた。



昨日はラッキーだったなぁ…♪



まさか翔に会えて、一緒に帰れるなんて思ってなかったし………。