ひとかけらの恋

バトンが二走者に渡った。



みんな“勝つ”という勢いで走っている。




「頑張れー!!!」



「頑張れっ!!!」




応援も同じような勢いでしている。



次第に差が開いてきた。



先頭に出たのは2組だった。



2組のみんなや私は、とてもテンションが上がっている。



2組は先頭のままバトンがアンカーに渡った。



すごい!
勝てそうだよ!?




アンカーはそのまま走りきって、1位でゴールした。




「やったね!」



「うん!」




周りにいたみんなと私は盛り上がっていた。




《これで午前中の種目は終わります。午後は1時30分から始めます。》




先生がマイクで言っている声が響いていた。


私は優と、笑美と、咲と一緒に、水筒やタオルを持って教室へ戻った。