ひとかけらの恋

私はさっそく買ってきたキットを開けて、準備しなければいけない道具の欄を見た。



えっと……、接着剤とはさみとものさしか。



私は勉強机の引き出しからはさみを取り出して、おりたたみのテーブルの上に置いた。



接着剤はないなぁ。



私は部屋を出て1階に向かう。




「お母さん接着剤ある?」



「確か戸棚に入ってるはずよ。それよりもうすぐお昼ご飯にするわよ?」



「うん。」




私は戸棚の引き出しを順番に開けて接着剤を探す。



あった。



私は接着剤を持って部屋に戻った。



ものさしも引き出しから出してきて、さっそく作り方を見た。




「えーっと、『テグスを30cmに切ります』か…。」




ものさしで30cmを計ってはさみで切る。




「『ビーズ①を10個通します』か…。めっちゃ地道な作業だしっ!」




ぶつぶつ文句を言いながら手を進めていく。