ひとかけらの恋

そう言いながらカラオケの準備をするバスガイドさん。




またまた歌う気まんまんの人達がその間に曲を選んでいる。




私はカーテンの隙間から、外の景色を眺めていた。




修学旅行も今日で終わり…。



長いと思っていても、すぐに終わっちゃうもんなんだなー。



なんか……卒業が近いって感じがしてきた。


卒業したら、今のクラスのみんなともバラバラになる。





そう………。









翔とも………会えなくなっちゃうんだよね。


行く高校によっては、駅で会えたりするかもしれない。




だけど………そんなの嫌だよ…。




胸の奥が締め付けられるように痛い。





………ダメだなぁ私。



修学旅行を最後まで楽しまないといけないね。




私はさっきまで考えてたことを、ココロの奥底にしまった。




でもね、私……。



翔とはせめて“卒業”まで一緒だと思ってた…。



未来になにが起こるかなんてわからなかったから……………。