ひとかけらの恋

よちよちよちよち……バタッ!!




あっ、こけちゃった!!



……大丈夫なのかな?



「真理大丈夫か?」




女の子のお父さんらしき人が駆け寄ってきて、こけた女の子を持ち上げた。




「大…丈夫だよ…。」



女の子はいかにも泣き出してしまいそうな顔をしている。



でも、お父さんに肩車をしてもらうと、女の子はだんだん笑顔になっていった。




あの女の子…泣かなかったなぁ。
強いんだね…。





「あれ由利じゃない?」




咲が指差す方を見ると、由利っぽい姿が見える。



だんだん私達の方を向かってくるその姿は、まぎれもなく由利だ。



「じゃあ、行こ!」




メンバー全員がそろって、私達は先生からチケットをもらったり説明を聞いて、やっとボズニーランドに入ることができた。