ひとかけらの恋

数分後……。




「先生…まだ歌わないんですか?」



「うーん、そうだなー……。」




なかなか片岡先生が歌い始めない。



そんな間に、バスは休憩所に入った。




「トイレ行っとけよー。」




私はトイレに行くことにした。



長い時間椅子に座っていたせいで、バスから降りるとお尻が痛かった。



トイレは意外と広くて、すぐにバスに戻ってこれた。



あー、また座らないといけないのか。



さっきまでは寝ていた人が何人かいたけど、今はみんな起きてお菓子を食べている。



私も何か食べようかな。



そう思ってお菓子を取り出す。



私は袋から飴を取り出して舐める。



………甘い。



この飴、こんなに甘かったんだ…。



初めて買った飴だったから、まさかこんなにも甘いとは思っていなかった。