ひとかけらの恋

バスガイドさんが何かを操作したかと思うと、バスの前方の右側にあったテレビが、ちょうどバスの前方の真ん中に移動した。



その間に歌う気まんまんの男子が、歌う曲を選んでいる。




約5分経過……。




なかなか歌う曲が決まらないのかして、なかなかカラオケは始まらない。




「先生ー、曲決まったー。」



「番号言って下さーい。」





♪~♪♪♪♪~♪♪~




男子が番号を言うと、バス内に聞いたことがあるメロディーが流れる。



あー、この曲か…。





歌い出したら、何の歌なのかが確実にわかった。



しばらくクラスのみんなが歌を歌っていく。


眠たいと思っていた私だけで、いつの間にかみんなの歌を聞いていた。



みんな上手いなー。



まさか男子が、進んで自分から歌い出すなんて思ってなかったし……。