ひとかけらの恋

バスガイドさんが言った通りに窓の外を見ると、ペンションの人達が手を振っていた。



私も小さく手を振る。


そしてバスは、男子達のペンションに向かって出発した。



今は大きな荷物を持ったまま座席に座っているから、窮屈で仕方がない。



バスガイドさんが、昨日クラス写真を撮った駐車場で荷物をトラックに積み込むと言っていた。



だけど、かなり窮屈だよ…。



バスは男子達のペンションの近くに止まった。



だけど、男子達の姿が見えない。




まだなのかな?




そう思っていたら、一部の男子達が歩いて来るのが見えた。



男子達がバスに乗り込む。



しばらくして、翔が乗り込んできた。




ドキッ…。




…あれっ?




なんでだろう……。




たったちょっと翔と会わなかっただけなのに、すごく久しぶりに会った感じがする。