ひとかけらの恋

翔はスラスラと式を書いていく。



あれ……、翔こんなに背高かった?



私、まともに翔の隣りに立ったことなかったから、こんなに翔の背が高くなってるなんてわからなかった。



ちょっと前まで私より背が低いと思ってたのにな……。



いつの間にか私、小さい時の翔ばっかり思い出してたのかな…?



私は答えをすべて書き終えて自分の席に戻った。



でも私………。



初めて翔を好きになった時より、今の方がずっとずっと好きだと思う…。





『手の届くうちに…』




翔にとって私は、友達にしか見られてないかもしれない。


でも、今私にチャンスがあるのなら……。



頑張ってみようかな…!!









「えっと、最初に美晴がシュートして、その次は秋穂で……。」




あはは………。



新入生歓迎会の時のシュートの順番、私が最初になっちゃった……。