ひとかけらの恋

「ううん!いっぱい助けてもらったよ!ありがとう♪」




笑美……、今は心から笑ってる気がした。



あのパスケースには、きっとジャン君の写真が入ってたんだ…。




「きっとジャン君は、天国から笑美を見守ってくれてるよ!」



「うん。そうだね…!」




笑美は窓から見える空を、愛しそうに見つめていた。



そう、大好きなジャン君を見るように…。



きっとジャン君も、笑美を同じように見てる、私はそう感じていた。




「美晴、ジャンがいなくなって思うことがあるんだ。」


「なに?」



私は喉が渇いたから、笑美が汲んできてくれたジュースを飲みながら聞いた。




「人はいつ別れがくるかわからない。だから、手の届くうちになんでもしなきゃ、手遅れになっちゃうんだよ……。」