ひとかけらの恋

【OK♪じゃあ待ってるね(*^_^*)】




ピッ!




画面に[送信しました]という文字が出たのを確認して、携帯を閉じて準備をし始める。



「服…何着ようかなぁ…。」




私はタンスの中を探る。



ほとんど可愛い服なんて持ってないから、毎日コーディネートするのは大変だ。



私はとりあえずよそ行きの服に着替えてお金の準備などを済ました。




「あらっ、どこか行くの?」




1階に行くと、すかさずお母さんが聞いてくる。




「優とカラオケ行ってくる。」




「そう。車には気を付けるのよ。」




「わかってる。いってきまーす!」




私は心配そうな顔をして見送るお母さんをよそに、元気よく家を出た。