ひとかけらの恋

よしっ!!




「よろしくね!笑美ちゃん♪」




「笑美でいいよ!えっーと…。」




「あっ。あたし糸井美晴だから、美晴でいいよ!」




「うん!よろしくね美晴♪♪」




よかった!結構仲良くなれそうだなぁ♪





始業式も、なんだか早く終わった気がした。


そして早くも帰りの時間になった。




「美晴ー、早く部活行こ~。」




みんなが廊下から私を呼ぶ。




私はどうしていつも準備が遅いんだろう…。


そう思いながら急いで鞄を持った。




「美晴って何部に入ってるの?」




行こうとした私に笑美が聞いてきた。




「バスケだよ。笑美はなんか部活入るの?」


「あたしちょうどバスケ部に入ろうと思ってたんだ!一緒に行ってもいい?」



「うん。一緒に行こう。」