ひとかけらの恋

「熱中症大丈夫か?」



先に話し出したのは翔君の方だった。




「うん!大丈夫だよ。」



「そうか。」




翔君の顔が安心したような感じだった。



私は熱中症じゃない気もするけど…。



でも…。




「心配してくれてたんだねっ!ありがとう♪」



「いや…。礼言われるほどでもないけど…。」




あっ…。
そういえばさっき夢で、翔君っぽいシルエット出てきたような……。



今度お医者さんに聞いてみようかな…。





あっ…。私、本題忘れてる。




「翔君……。私、絶対翔君のこと思いだすよ。翔君のこと、忘れたままでいいって思ってないから。」



「…………そうか。美晴がそう思ってるなら。本当はな、早く思い出してほしいんだ。なのに俺、忘れたままでいいって言っちまって……。」