ひとかけらの恋

袋の中から出てきたのは、小さな鈴がついているクローバーのストラップだった。




「ん?何か文字が…。」




クローバーの裏側に何か文字が書いてある。


なんだろう。



見てみると、そこに書かれていた文字は…。





『美晴へ ずっと友達』





「…………………。」




私は思わず言葉を失った。




クローバーの裏側に小さくペンで書かれていた文字。




ねぇ…翔君。




『ずっと友達』なんでしょう?




だったら、忘れたままでいいなんて変だよ?



明日、翔君に聞いてみよう。



逃げてばかりじゃだめだから…………。




私は少し一歩勇気を出して進むことにしたんだ。







翔君にもらったストラップは、さっそく携帯につけることにした。