ひとかけらの恋

「美晴ー、どうしたの?元気なさそうだけど…。」




私はお母さんに言われて驚いた。



心配かけたくなくてずっと笑っているつもりだったのに…。



全部お母さんにはお見通しだね。



でも私は、また平気なフリをした。





「ふぅ……。」




私は自分の部屋に戻り、小さくため息をつく。




携帯どこに入れたっけ?



私は鞄の中を探した。



「これ……そういえば。」




私は鞄の中から小さな袋を取り出した。




翔君からもらった誕生日プレゼント。




開けてみようかな…?



私はラッピングされているリボンをとり、袋を開けた。そして中身を取り出す。





チリーン……。




静かな部屋に、小さな鈴の音が響く。