ひとかけらの恋

「なんでもないわ…。」



お母さんはそれ以上話そうとはしなかった。

私の中に疑問が、また一つ増えてしまった…。






しばらくして家に着いた。



「何か久しぶりな感じがする。」



私はそういいながら家の中に入る。



「お姉ちゃんおかえり~。」



そう言って紗季が玄関まで来た。



「ただいま~。お出迎えご苦労様!」



私はそう言い返す。



「あら~?紗季もう宿題やったの?」



あとから入ってきたお母さんの言葉で、紗季の顔が少し曇った。



「紗季は明日が登校日でしょ?さっさと終わらせなさい。」



「…はぁ~い。」



紗季はしぶしぶと自分の部屋に行った。



1年生は明日が登校日なんだ……。


……ん?登校日……?