ひとかけらの恋

私が退院する日は、朝から日差しが強くて雲一つないいい天気だった。



「美晴ー?もう準備できた?」



「うん。できたよ!」


私は荷物を持って、捻挫をしていない方の足で、ピョコピョコとけんけんをしてお母さんのところに行く。



「大丈夫なの?」



そんな私を見てお母さんは心配している。



「ヘッチャラだよー!」



私は気軽に返事をしてけんけんをして進む。


私とお母さんは、ナースステーションに行ってお礼を言い、病院を出た。







車に乗って帰る途中で、お母さんが静かに話し始めた。



「もしね、美晴。この出来事があなたに与えられた試練なら、頑張って乗り越えなさい。たとえそれがつらくなったとしてもよ…。」



「…??どういう意味?」