「でも、恥ずかしいよ!!」



「なんで?初大会出場の記念って言えばいいじゃん!」



う~ん…そう言われてもなぁ。



……あっ!



私はいいことを思いついた。



「じゃあさ優。みんなで撮るってことにしてくれない?」



私は自分の体の前で手を合わせて言う。


優はしばらく考えこんだ後、話しを続けた。


「美晴がそれでいいならいいんじゃない?」


「ありがとう。優!!」



「そうと決まればさっそく撮ろう!!美晴は翔誘っておいで!」



「う、うん!」



優はカメラを持って先生の所に頼みに行った。


私もちょこちょこと翔の所へ行く。



「翔…あのね。」



「なんだ?」



翔は私の方を向いて返事をした。