ひとかけらの恋

「おはよ!美晴。」


「おはよ!」



みんなが集まると、いつも通りに歩き始まる。



学校まではそんなに遠くないから、喋りながら歩いているとあっという間に学校に着く。

学校に着くと、それぞれの教室に向う。


私は教室の自分の机に鞄をかけて、中の教科書やノートを机の引き出しに移す。


あっ!そうだ…。



「江里香、昨日の授業のノート見せてくれない?」



「うん。いいよ。はいこれ!」



「ありがとう。」



私は江里香が引き出しから取り出したノートを受け取り、自分の席に座って移し出す。



ノートを移していると、あまり人がいなかった教室にだんだんと人が集まってきて、あっという間に人だかりができてきた。


私はチャイムが鳴る寸前にノートを全部うつしきって、江里香に返した。


私は席に座って窓の外を見た。