「おお~っ!!」 バリバリバリバリッ! 隣で上がった大歓声と同時に、すさまじい音を立てながら、二刑事と精鋭部隊は隣の部屋になだれこんだ。 いや、なだれこんだというよりも、彼らのかけた体重に薄い壁が堪えられず、壁が崩れたのだ。 破壊された壁が粉となって舞い上がり、視界と呼吸が妨げられた。 こ、ここでひるむわけにはいかない! 国民のささやかな幸せが、自分の肩にかかっているのだ。 西刑事は夢中で銃をつかむと、叫んだ。 「そこまでだ!両手を上げろ!」