数日後、美咲はいつものように勉強をしていた。
すると、下から『パリーン』とガラスが割れるような音がした。
美咲は、階段を下りてリビングのドアを開けた。すると、親が冷たい目線で美咲を見た。


「どうかしたの・・・?」



目線が怖くて、怯えた口調で言う美咲。




「どうかしたのじゃないわよ!!美咲、あなたここの家から出てってくれない?」

「どういう事・・・?」



あの優しかった母親に、出て行けと言われ戸惑いを隠せない美咲。



「どういう事じゃない!出て行け!!」




父親に思いっきり押され、壁にぶつかった。立ち上がろうとしたら、目の前に親がいた。腕や足を蹴られ、殴られた。腕、足にはたくさんのアザができた。親は気が済むまで続けた。美咲は泣きながら、耐えていた。
その後、母親の口からとんでもない事が告げられた。



「あんたは、私達の子供じゃない!!」