「またね。ショウ君。」 ニコッと微笑み、ヒロは光が見えたの方へ歩みだし、暗闇に消えていった ―弘か… 『あの子はよくここに来るんだ。』 少女の声がした 姿、形は見えなかった ―あの子? 『そう。天城 弘。何回も死にかけては生きる。彼は生きたくないのに、何回も生きる。死にたい人が生きるのは、辛いだろうね。』 ―……。 何も言えなかった