「またママの子供で生まれたいな。ママの顔、わからないままだもん。」

―多分、ママもそう思ってる。

「そうかな?そうだといいな。」

“名前が欲しかったな…。”

その言葉以外は明るい音だった

『名無しのあなた。身体が死にました。』

「わかった。じゃあ、お兄ちゃん、バイバイ!」

そして光は音も立てず消えていった