一夫爺さんが来たとき同様、光の中から一人が出てきた。

「……?」

彼女はキョロキョロした

「ここ…何処?」

―生死の狭間。

前のヒロと俺の状態

「生死の狭間?」

―そう。生きるか死ぬかの分かれ道。

彼女は戸惑った

「アタシ…死ぬの?」

―まだわからない。俺も結論待ちだから。

俺はここの住人なんかじゃないからな