一通り話したところで、みんなで晩御飯を食べた。 「おいしいか?」 「……うん。とても…とてもおいしい…。」 ヒロは大泣きして、涙と鼻水がカレールウに混じらせながら、勢いよく食べている。 「まだいっぱいあるから、ゆっくり食べろよ。」 「うん!」 ヒロが初めて笑ってくれた。 母さんも嬉しそう。