意味のわかってないふたりを部屋に入れ、取り合えず俺達は正座。



京も全く意味がわかってない顔をしてる…。



「3ヵ月くらい前の話しなんだけど、俺達…」

「勢いでヤったの。それで…できちゃって…」



ポカンと口を開けてる京と、目を丸くしてるこっさん。



ふたりで顔を見合わせてる…。



「冗談だろ…?ユズと咲都なんて…ふざけてんの?エイプリフールじゃねぇけど…」

「本当のことなんだ…。言えなくてごめんなさい…」

「まさか…産むつもり?」



頷いた俺とユズを見て、なぜか立ち上がったこっさん…。



本人もなにがしたいのかわかってない様子。



「ちょ、ちょっと待ってよ…。付き合って…ないよね?」

「好き同士じゃない…」

「結婚する気なの!?」

「そのつもり」



どうやら言葉もないらしい。



京がこっさんを座らせて落ち着かせようとしてる…。



どう思ったんだろうか…。



「言わなくてごめん…」



それしか言えなかった。