リビングにいるおかんに話さなきゃいけないことがある。
「おかん、ちょっといい?」
「なに?」
「ユズとのことなんだけど…結婚したいと思ってる」
「…………そう。相手のご両親は?」
「まだ。おかんは反対?」
俺が決めたことを今まで反対したことがないおかん。
きっと今回も前に言った通り、見守ってくれるだろう。
「好きでもない相手と結婚するって意味はわかってるの?」
「ユズとならやってけると思う」
「ユズちゃんと生まれてくる子どもの一生を背負うってこと、忘れないでね」
「ありがと…。そのうち連れて来るから」
それから食わないと言ったはずのヤキソバが目の前に出された。
おかんには本当に悪いことをしたと思う。
勉強できなくて公立には行けず、ギリギリ入った私立高校を2年も通った末にやめるんだ…。
「お金のことなら謝ったりしないで。親としてしてあげたかっただけだから」
「ホント、バカ息子でごめんな…」
『知ってます』
そう言ったおかんはわずかに笑った…。
「おかん、ちょっといい?」
「なに?」
「ユズとのことなんだけど…結婚したいと思ってる」
「…………そう。相手のご両親は?」
「まだ。おかんは反対?」
俺が決めたことを今まで反対したことがないおかん。
きっと今回も前に言った通り、見守ってくれるだろう。
「好きでもない相手と結婚するって意味はわかってるの?」
「ユズとならやってけると思う」
「ユズちゃんと生まれてくる子どもの一生を背負うってこと、忘れないでね」
「ありがと…。そのうち連れて来るから」
それから食わないと言ったはずのヤキソバが目の前に出された。
おかんには本当に悪いことをしたと思う。
勉強できなくて公立には行けず、ギリギリ入った私立高校を2年も通った末にやめるんだ…。
「お金のことなら謝ったりしないで。親としてしてあげたかっただけだから」
「ホント、バカ息子でごめんな…」
『知ってます』
そう言ったおかんはわずかに笑った…。


