出来ちゃった恋愛

披露宴の終わりはサキの挨拶。



バカなサキのおかげであたしが考えることになった。



それに彼はまだ1回もそれを読んでいない…。



案の定、かみまくりの挨拶を終え、最後は見送り。



ひとりひとりにお礼を言い、たまに友達と写真を撮った。



これで終わったね。



なんだかんだあったけど、これからも頑張れる気がしてきた。



控室に戻るあたし達。



窓の外には夕焼け…。



「疲れた~…」

「サキ」

「ん?」

「タキシード姿、カッコイイね」

「惚れ直した~?」

「うん」

「ははっ!!ユズが素直!!」



こんな日くらい、こんな時くらい…。



素直になってもいいでしょ?



だってね、サキに言わなきゃいけないことがあるの。



「ねぇ、酔ってる?」

「酔ってないけど?もう冷めた」

「そう」

「なんだよ…」

「えっとね…昨日わかったの、たぶんね…」

「なに!?ハッキリ言ってくんね?」



『もうひとり、出来ちゃった』



END