出来ちゃった恋愛

だから限界まで俺を起こさないユズには感謝…。



休みの日の前の夜は起こしてくれたって構わないんだけどな。



そんな感じでうちは普通に安泰。



やっとユズとふたりで出掛ける日が来た。



久しぶりの休みは2連休のため。



今日と明日は休みを入れた。



「悠ちゃん、大きくなったらミキさんって呼んでね?」

「ババァ…」

「うるさいな、咲都」

「意地でもばあちゃんって言わせねぇのかよ」

「言わせない」



おかんがすでに悠都を洗脳し始めた。



でもおかんの息子は俺しかいないわけで、産まれて来る孫ってのは俺から。



溺愛してくれんならそれはそれでありがたい。



「離乳食始めたんです」

「もうそんな時期!?悠ちゃん大きくなった~!!今日はどうしたらいい?」

「作って来たんでこれ、全部食べさせても大丈夫ですから」

「ユズちゃんって偉~い。あたしなんて咲都の離乳食、まともに作ったことなかったなぁ~」



新事実…。