出来ちゃった恋愛

悠都が寝て、ユズが風呂から出たら夫婦の時間。



今日はソファーに座るユズの膝に膝枕。



「ねぇ、サキ。遊びに行きたいならたまに行っていいんだよ?」

「ん~、遊びたくねぇわけじゃねぇんだけど…、前遊んでたヤツらと話し合わねぇっつーか…。京は別だけど、その他のヤツらと電話とかしてもなんか…」

「サキも?」

「ユズもか。なんかアレだよな、ノリに着いて行けねぇ感じ?」

「わかるっ!!」



共感してくれるヤツがここにいた…。



ただたんに、俺が落ち着いてしまったのかもしれないけど。



昔みたいにバカ騒ぎする気は起きない。



「ユズがそう言うなら今度行ってみよっかな」

「そうしなよ。実際会ったら昔に戻るかもしれないし」



俺だけ外に出るのって気が引けたんだよな…。



ユズも遊びたいだろうし…。



早く家庭を持ったら誰でもこうなんのかな?



「まだ若いつもりでいるんだけどなぁ…」

「18歳がなに言ってんの…」

「ユズは昔から落ち着いてるからいいじゃん…」



俺はこんなキャラじゃなかったはず…。