出来ちゃった恋愛

下に落ちてりゃホコリだって口の中に入れてしまうから本当に目が離せない。



「悠都~、ばぁばんとこ行こうか」



今日は実家の病院が休診の日だ。



お出かけの準備をして外に出てみると、やっぱり暑くて歩くのすら嫌になる。



比較的近い実家には歩いて行ける距離だし。



抱っこした悠都と散歩がてら実家を目指した。



着いた頃には汗だくで、悠都を抱いてた部分が非常に熱い。



「ユズ…」

「ゲッ…兄貴しかいないわけ?」

「なにしに来たんだよ」

「帰ってきた妹にお茶ぐらい出しなよ」



兄貴がいて、なんだか気まずい…。



最近サキの影響か、服装はまともになりつつある。



メガネもやめてコンタクトにしたら彼女ができたとママ情報。



こんな根暗兄貴を好きになるなんて、物好きもいたもんだ。



「ちょっとトイレ行って来るから悠都見てて。なんでも口に入れるから気をつけてよ」

「…………」



兄貴と悠都の絡みなんか今まで見たことがない。