出来ちゃった恋愛

怒られるからユズには黙っとくけど。



寝る前に抱っこしてミルク飲ませたらスヤスヤ寝始めた。



「ユズ、悠の服買っちゃった」

「どこ!?」

「これ~!!超カワイくね?」

「は、早く着せたいっ!!」



ユズといると悠都の話ししかしない。



それほど悠都の存在はデカくて偉大。



俺の人生には欠かせないものになってるんだと思う。



「仕事、どんな感じ?」

「バイト4人入れるってさ。本店の方にも2人入ったし。俺が教えるとかウケるけど」

「早く社員になれたらいいね」

「そうだな。もうすぐだし!!」



そしたら天理さんの店はやめることになってる。



給料は多少減るけど生活できる範囲だし。



ユズにばっかり苦労かけたくないわけ。



だって悠都は俺達ふたりで育てて行くんだから。



「寝よっか」

「ん、明日遅いから…」

「わかった。おやすみ、サキ」

「ん~…」



昼に頑張るから夜は寝かせてくれたらありがたい…。