出来ちゃった恋愛

とにかく正気ではいられない痛みは初めて味わった。



「旦那さん、水分」

「あっ、はい。ユズ、飲める?」



なんもいらない。



だけど喉は渇いてるみたいで、サキが向けてくれたストローを吸った。



「もう少しだから頑張れ」

「帰りたいっ…ってか帰る…」

「産まなきゃ帰れねぇよ?」

「もうヤダっ…たぁい…あ゙ぁぁぁぁぁ~…」



あたしを殺してください。



本気でそう思った瞬間、急に出したくなった。



「産むっ…マジ産むから!!」

「今はまだダメ!!もう少し我慢して!!」

「どうやっ…て!?」

「息吸って~」



もう産みたいのに。



産みたいのに!!



それからやって来た先生は慣れた手つきでなにかしてる。



ねぇ、もう限界っ…。



「もう産んでいい?ねぇ、いい?」

「…………」

「産むかんね!!」

「頭見えたよ~」




だから産んでいいのかって聞いてんだよ!!



マジ…死ぬっ…。