出来ちゃった恋愛

ちょっとだけ休憩で寝た。



バーは今日も盛況で。



最後の片付けが終わってソファーに座った。



そのままうとうと…。



携帯の着信音で目が覚めた。



体にかかってる毛布は天理さんが潰れた時によく使うヤツで…。



今…何時だ!?



「も、もしもし!?」

「今どこいんの…」

「何時!?ヤバッ…俺寝ちゃった…」

「どこいんの!!」

「天理さんのバー…」

「信じらんない!!サキのバカ!!」



あっ…切られた…。



携帯の時計は朝の8時で。



無断外泊っ…。



「うるさい…」

「天理さん…俺マジでヤバいかも…」

「俺は起こしたよ~。咲都が爆睡してたのがわりぃね。今日疲れたから店休み~…」



ウソだろオイ…。



あれだけ無断外泊はヤダって言われてたのに…。



家に帰ろうにも時間的に…。



いや、やっぱり帰ろう。



慌てて着替えを持ってバイクに乗った。



ユズがブチギレ…。



ギャァァァァ!!