とにかくその修二を見てみたい。



絶対ブサイクであることを祈り、着いた中華料理店。



「ユズ~!!久しぶり!!」

「よっち!?変わったね~!!」

「ユズもなんか大人っぽくなってる!!って、彼氏?」

「あっ、えっと…旦那です…」

「えっ!?ウソ!?結婚したの!?マジで!?」



さっそく初めて見るユズの女友達に出くわした。



こうして見ると、俺ってユズのこと知らねぇんだな…。



「サキ、ボケッとしてんな」

「あっ、どうも…。ユズの旦那です。今日はよろしくしてやってください」



『こちらこそ!!』なんて笑顔で返事をもらったけど、早く帰してね?と、心で思った。



きっとユズは今から『結婚したの!?相手誰!?』の質問攻めに合うでしょうな。



じゃあ俺は隣のタカシ君…じゃなくて修二を見ないでヒマ潰しに行きます…。



「じゃあユズ、あとで迎えに来る」

「うん、京によろしくね」

「ん」



マジで浮気しないでね?