【咲都】
「わりぃ、もう1回…」
「だから、出来たんだけど」
「なに…が?」
「サキの赤ちゃん」
それは遡ること約2ヵ月。
いつもみたいにダチとカラオケに行き、その後にハンバーガーショップでムダに時間を潰した。
夜になってから着替えてクラブ行って、騒いで、変にテンションが上がった日だった。
高校に入ってから仲良くなった女友達、ユズと…。
裏の路地でセックスした。
勢いで、恋愛感情なんか一切ナシ。
盛りのついた猫が2匹、避妊もせずに欲望に飲まれただけの話し。
俺は最近できたカワイイ彼女もいるし、ユズも好きなヤツがいた。
ただ、ヤりたくなって肌を重ねただけ。
ロクに労りもせず、汚いごみ箱の横での好意。
なんにも考えてなかった俺達の、バカさ加減。
あの日、覚えてるのは壁に手を着いたユズの手に指を絡めたこと。
それと、長い髪から覗いた首筋の色っぽさだけ。
気持ち良かったかなんて、酔っ払ってたから覚えてない。
「わりぃ、もう1回…」
「だから、出来たんだけど」
「なに…が?」
「サキの赤ちゃん」
それは遡ること約2ヵ月。
いつもみたいにダチとカラオケに行き、その後にハンバーガーショップでムダに時間を潰した。
夜になってから着替えてクラブ行って、騒いで、変にテンションが上がった日だった。
高校に入ってから仲良くなった女友達、ユズと…。
裏の路地でセックスした。
勢いで、恋愛感情なんか一切ナシ。
盛りのついた猫が2匹、避妊もせずに欲望に飲まれただけの話し。
俺は最近できたカワイイ彼女もいるし、ユズも好きなヤツがいた。
ただ、ヤりたくなって肌を重ねただけ。
ロクに労りもせず、汚いごみ箱の横での好意。
なんにも考えてなかった俺達の、バカさ加減。
あの日、覚えてるのは壁に手を着いたユズの手に指を絡めたこと。
それと、長い髪から覗いた首筋の色っぽさだけ。
気持ち良かったかなんて、酔っ払ってたから覚えてない。