耐えきれなくなり わたしは 父にも女性にも 何も言わず 兄と家をでました。 なぜかそのとき 兄は私に理由も聞かず 小さかった私を おんぶして 「もうすぐ着くからね」 それだけを私にいい 母のいる 家まで私を つれてってくれました。 兄の背中は 温かく 冬で寒く 冷たくなった私を 温めてくれました。 気づくと 眠っていた私は 兄が 「ついたよ」とゆう 言葉でおきました。 その 「ついたよ」とゆう言葉は あの恐怖の日々から 逃れられる 最高の言葉でした。