割れるような頭痛と、気持ち悪さで目を覚ました。
「あ、たま…痛い。」
鉛のように重い瞼を無理やりこじ開ける。
なんか体も怠い。
ここどこだろ?
あたしの部屋じゃないってことは分かる。
それしか分からない。
でも、どっかで見たことあるような…。
あまりの気分の悪さに思考を強制終了させた。
とりあえず起きよう。
そう思って枕から頭を離そうとしたけど、無理だった。
頭がぐわんぐわんする。
二日酔いってこんな感じなんだ。
あーぁ、次から絶対気を付けよう。
とりあえず動く範囲を最小限に押さえるために目だけ動かす。
すると、見覚えのある電気スタンドが目に入った。
一瞬全てが止まった気がした。
最悪のパターンが過る。
そんなことはあり得ない。
こんな電気スタンドなんてどこにでもあるし。
ほんの少しの最悪のパターンではない可能性を信じて今度は部屋全体を見渡した。
見渡さなくたって9割9分最悪のパターンになるってことは分かってた。
なんでこうなったかは全く思い出せないけど。
あたしの思考が急に動き出す。
脳が赤信号だと指令をだす。
だってここは間違いなく今一番会いたくないあの人の部屋だった。

