争いの果てに見えるもの

アッカス軍の兵士達も一人二人と武器を捨てていき、


次第に両軍全ての兵士の戦意が喪失した。



この光景に両軍の指揮官は当初驚きの表情を隠す事が出来ず、


必死に指示を与えていた、


「何をしておる!攻撃しろ!


撃て、撃てー」


だが必死の指示にもかかわらず、


両軍の銃撃は次第に散発的になっていく。



この時両軍の指揮官達にもルイス達の声は聞こえており、


心の中で葛藤が続いていた。



だが彼等は自らの任務を優先していたのだ。


ところが兵士達は既に戦意を喪失しており、


戦闘を続けられる状態ではなくなっていた。


更に両軍の指揮官達もルイス達の叫びに徐々に共感を覚え、


彼等の指示も次第に少なくなっていく。



のちに両軍の首脳陣が会談を行い停戦協定が結ばれた。


この国に百三十年振りに平和が訪れたのである、


勇敢な二人の命と引き替えに。