「あっ 1歩でも動いたら 斬られるからね?」 その人は笑顔で言った。 それを笑顔で言うか? 私は、 必死に縄を解こうとしたが ムリだった。 -それより… なんでここにいるんだっけ… そうだ、 団子を盗んで 追いかけられて… って、 「ああ!」 あたしは 辺りを見渡した。 「ない!ない!」