「団子盗んで 土方に捕まったところだ」 となりで土方さんと呼べ、 と雪野に注意をうけた。 「ああ、 懐かしいねえ」 「沖田さんが盗んだ団子、 食べたんですからね!」 沖田さんは かなり驚いた顔でこちらを見ていた。 「えっ、 そうでしたっけ? 知らないですよ」 か、完全に忘れてる… さっきの甘味処を背にしながら、 歩き続ける。