「…いつものことですよ」 雪野は遠い目で見るようにそう言った。 そして 朝食を持ってくると言い、 行ってしまった。 「…まったく。 なんなんだ」 「おーい! おはよう♪」 突然襖から顔を出した、 男…の子? 「だれだ?」 私は眉間にシワをよせて きいた。 朝から 五月蝿いヤツだ。