――――朝。 外が騒がしいから 目が覚めた。 ゆっくり布団から出ると、 襖を開けた。 そこには 男の人が立っている。 「おはようございます」 「…だれだ?」 「あなたの見張り、 雪野と申す」 「見張り…」 私は監禁されている身だった… 「…そうか。 外が騒がしいが、 何かあったのか」