絢斗君の表情を見なくてもわかる…。 苦しそうに… 一つ一つの言葉を私に向かっていいかける……。 私の心にはその言葉全てがのし掛かる。 「誰にも渡さない… 和泉さんが惚れた男がいたとしても…俺は貴女を奪います… いつか…いつか告白させてくださいね……。」 そう言って、絢斗君は私の頬に軽くキスをして静かに私の部屋から出ていった。 バタン…… 私は一気に起き上がり口に手を当てた。 私達… 両思いなのっ……!? まさかのハプニングに頭が真っ白……。