だって声絢斗君だしっ…… 私は咄嗟に目を瞑った。 「入りますよ…?」 ガチャ… 絢斗君… 入って来たよね…? …バタンッ き、来た…… なんか変に緊張するっ…… 絢斗君が私に近づいて来るのがわかる。 「和泉さん… 寝てるの…?」 私に問いかけたのか、自分に言い聞かせたのかはよくわからないけど…… 絢斗君は一人呟いた。