人気のない道にでた二人。
「あっ絢斗く……っ…はぁッはぁッ…
も、いいでしょ…っ」
絢斗に引っ張られて来た和泉は自ら足の速度を遅めた。
「ん…ごめ…ん…」
絢斗も疲れているからか、喋るのが途切れ途切れになっている。
「大丈夫…っ…」
…なんか前にもこんな風に走ってどっか行く時あったような……。
懐かしいなあ…。
「和泉!」
いきなり絢斗君の怒鳴り声。
「えっ…え!?」
びっくりした和泉は目を見開く。
「なんで桃架の上から動かなかったんだよっ!」
うわあ…すんごい怒ってる……。
「桃架君の力強くて…」
ほんとに強かったんだもん……。

